高値買いしてしまった投資マンション
2018年07月19日(木)
弁護士から依頼を受けた、投資マンションを高値で多室買いしてしまったクライアント案件。
フルローンで買えるため、支払いと家賃との差が少なく一見自己負担は少なく見えますが、元々の価格が相場よりかなり高く買ってしまうと、状況の変化などで早期に手放そうと思ってもローンの残債より下回る価格でしか売れないことが多くあります。
元利均等払い型ローンの場合、毎月の支払額は一定ですが元本と金利の割合が違い、当初数年はほぼ金利支払いとなり元本は減ってないからです。
物件価格が上昇しない限り、ローン残債が減るまで長期間ホールドするしかなくなり、それでも回っている間はいいのですが、思わぬ修繕費が出たり他で資金が入用になった時にとてもきつくなります。
不動産は相場物ですので、「購入時に自分がいくらで買ったから」というのは売却価格には関係ありません。長期間住む自宅ならばまだいいのですが、 投資で考えるならば 自己資金の有無にとらわれず、物件価格の相場見極めが非常に大切です。